糖化対策のひとつに、おすすめの調理方法があります。それは「
低温調理法」です。
低温調理とは、一言で言うと、お肉などのタンパク質が変性しない低い温度(40〜65℃くらい)で調理すること。通常茹でたり焼いたりするとタンパク質が変性して硬い食感になってしまいますが、低温調理の場合はタンパク質が変性せず、ジューシーな仕上がりになります。それだけでなく、栄養素も逃げずかつ「AGEs」が抑えられるため、アンチエイジング対策にもなります。
具体的には、食材をポリ袋のような密閉容器に入れて真空にし、湯せんのようにお湯に浸けます。真空にすることで食材全体に均一に熱が通り、ビーストローフのような厚いお肉でも失敗することなく出来上がります。
低温調理はもともとフランス料理の新しい手法として認知されていたのですが、家庭用の低温調理器も出回っており、その場合は一定の温度になるように攪拌するようなものから、最近ではホットクックや電子圧力鍋に低温料理の機能が備わっています。材料を入れて温度さえ設定してしまえばあとは出来上がるのを待つのみ。時短ママの強い味方なんです。
以上、色々説明しましたが、低温調理のメリットをまとめます。
<味の面>
・素材本来の風味やうまみを逃さずに仕上げることができる
・たんぱく質の変性を防ぐことによってジューシーに仕上がる
<健康面>
・AGEsを低く抑えられるため糖化ダメージを低減できる。アンチエイジングになる。
・ビタミンなどのミネラルを逃さずに摂取できる
<手間の面>
・特定の温度を設定するだけなので失敗しない
・時短になる
メリットだらけですね(笑)。
アンチエイジングでかつ美味しい低温調理、ぜひご自宅でも取り入れてみてはいかがでしょうか。
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