ドクターが教える医学的根拠に基づいた健康になるための独自レシピ|ドクターレシピ

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小林智子

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皮膚科医 ドクターレシピ監修 小林智子

健康的な生活を送る上で毎日の食事はとても重要です。「Dr.recipe(ドクターレシピ)」では常に新しくアップデートされる医学論文のデータに基づいた、健康増進・アンチエイジングに効果的なレシピを皆さまに提供いたします。

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紫外線を浴びてしまったらどうしたらいい?

2017/7/22   Category: Blog Skincare

先日、家族でハワイに行ってきました。常夏の島、ハワイ。日本と比べて湿度も低く、比較的過ごしやすいです。そして今回は息子プールデビューということでいつもプールサイドでのんびりしているだけの私も張り切ってプールに入って一緒に遊びました!

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しかし、紫外線が強い!「UV index」という紫外線の強さを示す指標があるのですが、調べてみると日中は12と非常に高いです。ちなみに肌の色により紫外線に対する影響は異なりますが、平均の日本人の場合、1〜2:弱い、3〜5:中程度、6〜7:強い、8〜:非常に強い、となります。

私ももちろん日焼け止めは塗ったのですが、それでも日焼けしてしまうことってありますよね。そんなときにダメージを最小限に抑えるためにはどうしたらいいでしょう。

サンバーンと言って皮膚が赤く、炎症を起こしているときは火傷と同様、まずは冷やしてください。そして水分補給と肌の保湿。これは基本ですね。

さらに、紫外線による酸化ダメージに、抗酸化作用のあるビタミンA、C、Eおよびポリフェノールなどが有効とされています。私も今回のハワイ旅行で大量のシナール(ビタミンC)を持参しました。

食材としてはおすすめしたいのは「スイカ」。スイカにはカロテノイドのひとつである抗酸化物質リコピンが豊富に含まれており、さらに水分補給にもなります。汗をかいたときなどは塩をかけたスイカが手っ取り早く塩分も補給できて一石二鳥!最近ではビヨンセなどのセレブも美容に積極的にスイカを取り入れており注目されてきているんです。

そして最近の論文で、高用量のビタミンDの摂取が紫外線の炎症を緩和に有効だと報告されました。具体的にどのように飲むかというと、ビタミンDのサプリ200,000IUを日焼けしてすぐ1時間以内を目処に。ビタミンDはカルシウムの吸収だけでなく、抗免疫作用もあることでサプリメントを飲む人も増えてきています。

ただし、注意が必要です。日本で販売されているサプリメントの多くは一粒1,000IU程度であるため、今回の論文で効果のあった200,000IU摂取するためには200粒も飲まなくてはなりません。さらにビタミンDは脂溶性ビタミンのためガイドラインからいくと200000IUでは過剰摂取となってしまいます。正式にビタミンDが紫外線予防に効果があると言うにはまだまだ早い段階ではあるのですが、将来「紫外線対策にはビタミンD」が常識になる日も近いかもしれません。今回は個人的に面白いなと思ったので論文のご紹介まで。同じビタミンのA、C、Eを摂りましょうね。

これから夏休みの方も多いと思います。みなさんも紫外線対策、お忘れなく!

参考文献:

Scott JF, et al;Oral vitamin D rapidly attenuates inflammation from sunburn: an interventional study.J Invest Dermatol. 2017. S0022-202X(17)31558-0

bun