- 糖化と運動
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数ヶ月前から育児生活が始まり、何が大変って毎日の食事だなぁと実感しています。最初の1ヶ月は母がいたので任せきりだったのですが、いざ自分で作ろうとしてもすぐに赤ちゃんが泣いてしまってなかなか作業が進みません。ご経験がある方もきっと多いのではないでしょうか。
そんなときにとても助かっているのが、私的万能ソース「バジルペースト」です。実はこれまでにもバジルを使ったメニューはドクターレシピの中でさらっとご紹介しているのですが、美味しいだけじゃない、健康にもこんなにいいんだよ、という「バジル」についても取り上げてみたいと思います。
バジルはご存知の通りハーブのひとつで、イタリア料理などでよく使われるスイートバジルと、タイ料理などでよく使われるホーリーバジルがあります。ホーリーバジルについての研究にはなりますが、バジルは免疫機能を高めたり、精神的にリラックスさせてくれる効果が。また、食後の血糖上昇を抑えるという働きもあり、アンチエイジング効果も期待できます。
今回のドクターレシピご紹介するバジルペーストは、よくある基本のバジルペーストにケールを追加しています。ケールは栄養価がとても高く、少し前にアメリカで「スーパーフード」として注目を集めた緑黄色野菜です。ビタミンCやKが豊富に含まれているだけでなく、抗酸化作用のあるケルセチンやケンペロールといったフラボノールを多いことで知られています。ケールが手に入らない場合はなくても大丈夫ですが、バジルと一緒に撹拌してもバジルの風味の邪魔にならず栄養価もアップするので入手できるのであればぜひ加えてみてください。
バジルペーストを一度にたくさん作っておいて冷凍庫に保存すれば、数ヶ月もちます。バジルソースのパスタだけでなく、私は焼いたサーモンやチキンに添えていただいたり、ポテトサラダなどのサラダに使ったりしています。思った以上に使える幅が広く、忙しい方などには特に重宝しますよ。
バジルペーストは市販で売っているものもありますが、ぜひご自分で作られた手作りバジルペーストがおすすめです!
<ケール入りバジルペースト>
○材料(作りやすい分量で)
・フレッシュバジル(葉のみ摘み取る) 50g
・ケール(あれば) 50g
・松の実(くるみでも代用可)15g
・オリーブオイル 100cc
・にんにく 1片
・パルメザンチーズ 15g
・塩 少々
○作り方
フードプロセッサーに材料をすべて入れて撹拌する。仕上げに塩で味を整える。
*保存の際はオリーブオイルで蓋をするようにして酸化を防いでください
(180g:カロリー1130kcal、タンパク質11.4g、脂質115.4g、炭水化物8.9g、食物繊維4.6g)
参考文献:
Mondal S, et al;Double-blinded randomized controlled trial for immunomodulatory effects of Tulsi (Ocimum sanctum Linn.) leaf extract on healthy volunteers.J Ethnopharmacol. 2011.14;136(3):452-6
Bhattacharyya D, et al:Controlled programmed trial of Ocimum sanctum leaf on generalized anxiety disorders. Nepal Med Coll J.2008;10(3):176-9
Agrawal P, et al:Randomized placebo-controlled, single blind trial of holy basil leaves in patients with noninsulin-dependent diabetes mellitus.Int J Clin Pharmacol Ther.199634(9):406-9