- 糖化と運動
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最近スターバックスから発売された話題の「アーモンドミルク&グラノラフラペチーノ」。普段スタバに行ってもコーヒーしか頼まないのですが、美味しそうだったため試しに購入してみました。アーモンドミルクをベースにアーモンドソース、アーモンドプラリネと何とも「アーモンド」尽くし。香りもいいです。今でしたら好きなドリンクをアーモンドミルクに変更することもできるとか。身体にいいイメージがあるアーモンドですが、今回はそんなアーモンドをぜひ摂るべき3つの理由をご紹介します。
まず挙げられるのは「アンチエイジング効果」。アーモンドには4種類のフラボノイド配糖体が含まれており、それらが同じくアーモンドに多く含まれるビタミンEと相互に作用して強い抗酸化作用を発揮します。紫外線などによって引き起こされる炎症はシワの原因になりますが、アーモンドはその炎症を改善するのに最適な食材。昔から東洋医学ではアーモンドを美の象徴としていたほどです。
アンチエイジングだけでなく、アーモンドは「美肌効果」も期待できます。特に、アーモンドには腸内環境を整える作用があるのではないかと言われており、注目を集めています。腸内環境と皮膚との関係についてはまだ分かっていないことも多いのですが、腸内環境を整えることで皮膚のバリア機能が改善し、アトピー性皮膚炎などの湿疹がよくなることが分かっています。腸内環境を改善する食材と言えばヨーグルトなどの発酵食品が有名ですが、アーモンドにも「美腸」効果があるのは嬉しいですね。
他にも、悪玉コレステロールの値や血圧を改善することも報告されて、なんともいいことずくめな食材です。中には、ナッツは油が多くて太るイメージがある方もいるかもしれません。しかし、実はダイエットに向いている食材なのです。アーモンドは、カロリーのおよそ10〜15%分は腸で吸収されません。さらに、アーモンドが代謝をアップさせる作用や食欲を満たす作用があることも報告されています。
アーモンド、摂らない手はないですよね笑?ちなみに1日の摂取量の目安は20粒程度と言われています。アーモンドのフラペチーノももちろん美味しいのですが、砂糖もたっぷり入っているので毎日飲むのはおすすめできません。代わりにアーモンドを使ったスナックをドクターレシピとしてご紹介します。素焼きのアーモンドでは物足りない、という方に特におすすめですよ。
<シナモンアーモンド>
○材料(100g)
・生アーモンド(無塩)
・卵白 1個分
・砂糖 大2
・シナモン 大1
・塩 少々
・ココアパウダー 適量
○作り方
下準備:オーブンを120℃に予熱する
1、ボウルに卵白を割り入れ、砂糖とシナモン、塩を加えて泡立て器で軽度ツノが立つまで泡立てる
2、1にアーモンドを入れしっかりからめる
3、クッキングシートに2を並べ、予熱したオーブンに入れて1時間ほど焼く
4、熱いうちにココアパウダーを上からふり熱を冷ます
(809kcal、タンパク質27.0g、脂質58.6g、炭水化物55.6g、食物繊維14.4g)
参考文献:
Liu Z, et al.Prebiotic effects of almonds and almond skins on intestinal microbiota in healthy adult humans.Anaerobe. 2014 Apr;26:1-6. doi: 10.1016
Jenkins DJ, et al.Dose response of almonds on coronary heart disease risk factors: blood lipids, oxidized low-density lipoproteins, lipoprotein(a), homocysteine, and pulmonary nitric oxide: a randomized, controlled, crossover trial.Circulation. 2002 Sep 10;106(11):1327-32.
Mattes RD, et al.The energetics of nut consumption.Asia Pac J Clin Nutr. 2008;17 Suppl 1:337-9.
Tan SY, et al.Appetitive, dietary and health effects of almonds consumed with meals or as snacks: a randomized, controlled trial.Eur J Clin Nutr. 2013 Nov;67(11):1205-14. doi: 10.1038