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ドクターレシピ的世界の朝ご飯 〜その2:トルコ編〜

  • 2016/04/23
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私はもともと旅行が好きで、今でも時間を見つけては国内外飛び回っております。朝ご飯の企画を考えてから、これまで旅先で色々な朝ご飯を食べたなぁと思い返してはその旅のエピソードを思い出すことがあります。

今日はトルコの朝食をご紹介しようと思います。トルコは大学卒業のタイミングで親友と2人で行きました。中でも印象的だったのはトルコの伝統的なハマム(公衆浴場)を体験したことです。ただ公衆浴場と言っても、ホテルの中にあるハマムだったのであまり公衆な感じはなかったのですが。ハマムでは基本的に最初蒸し風呂に入り、その後あかすりやマッサージを受けるという流れになっています。説明を受けた時点ではわくわくしていたのですが、まず受付で水泳にかぶるキャップを渡されて固まる私たち。どうやらこれをかぶってお風呂でかぶれと。しょうがないのでかぶってお風呂に入りましたがなんとも落ち着かない(笑)。そしてそのままマッサージに移るわけですが、ここで友達を分かれて個室へ。中に入ると、なんと上半身はだかで毛むくじゃらの男性が待っていたのです。これってトルコじゃ常識なんでしょうか?もちろんマッサージ自体は問題なかったと思いますが、何かあったらどうしようと考えたらもうキャップなんてどうでもいいくらい落ち着けなかったです(笑)。

そんな(?)トルコの代表的な料理と言えば「ケバブ」ですが、ケバブとは実は「焼き肉」という意味で日本で食べるようなサンドイッチみたいなものではなく一般的に焼き鳥のように串刺しされた肉のことを指します。なすと肉がねぎまのように交互に串刺しになっているものやラムのケバブなどバリエーションも実に豊富です。朝食でケバブが食べられるお店もたくさんありますが、家庭的なトルコの朝食は少し異なります。トルコでは朝食をゆっくり時間をかけてしっかり摂る習慣があるようで、パンにきゅうりなどの野菜やオリーブ、ハムや卵を合わせていただきます。

ドクターレシピとして今回ピックアップするのは「Menemen(メネメン)」です。メネメンとはトマトソースで作ったトルコ風スクランブルエッグです。通常のメネメンの卵はひじょうにゆるい状態で噛み応えがなく、日本人には少し好みが分かれるかもしれません。そこでドクターレシピ的に今回は木綿豆腐も加えた「T0fu Menemen」にアレンジしました。非常に高タンパクな朝食メニューです。トマトソースは時間があるときに手作りのものを作ってストックしておけば他のメニューにも応用ができるのでおすすめです。もちろん市販のトマト缶で全く問題ありません。トルコのようにゆっくり朝ご飯を摂れる休日の朝などにぴったりじゃないかなと思います。

<Tofu Menemen>

IMG_0456

○材料(2人前)

・卵 2 〜3個

・トマト缶(ホール) 1缶

・玉ねぎ 細切り 1/2個

・ピーマン みじん切り 2個

・パプリカ みじん切り 2個

・木綿豆腐 1/2丁

・オリーブオイル 大1

・塩こしょう

・パセリ 粗みじん切り(あれば)

○作り方

1、フライパンにオリーブオイルを強火で熱し、玉ねぎ、ピーマンおよびパプリカの順に加えて炒める

2、トマト缶をトマトをつぶしながら1に加え、中火でかき混ぜる

3、豆腐を手でくずしながら加える

4、なじんだら卵を割り落として好みで軽くかき混ぜる(そのままでも可)。蓋をして数分蒸し煮にする。

5、塩こしょうで味を整えてできあがり。あれば粗みじんにしたパセリを上からまぶしてください

(1人前:250kcal、タンパク質17.9g、脂質12.2g、炭水化物17.6g、食物繊維4.7g)

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