- 糖化と運動
- 運動が糖尿病のリスクを軽減することは広く知られています。同様に、運動が抗糖化対策になることもこれまでの報告で明らかになっております。実際に、同じ年齢のアスリートは、運動習慣のない人とCMLなどの老化物質AGEsの量が21 […]
ブログ
最近あまり映画を観る機会がないのですが、先日機内で「burnt(邦題:二ツ星の料理人)」という映画を観ました。主人公の、過去に少々訳ありのシェフをブラッドリー・クーパーが演じています。ブラッドリーがイケメンなのでチョイスしたわけなのですが(笑)、思ったよりも面白かったのでご紹介しますね。
主人公のアダムは、もともとパリの二ツ星レストランで修行していたのですが、仕事のプレッシャーで薬物中毒になってしまい、最終的に仲間に何も言わず仕事を辞めてしまいます。3年のブランクを経てロンドンのレストランで復職し、そこで三ツ星を目指す、というのがこの映画のストーリーです。
私が着目したのは、アダムのブランクの間に時代が進化していて、フライパンで調理するだけのアダムのやり方は古い、とシエナ・ミラー演じるエレーヌという同僚のシェフに指摘されるところ。ここでなんと、「低温調理法」が紹介されるのです!
家庭用の低温調理器と違い、写真のように多少大掛かりな装置ですが、原理は私が持っている家庭用の低温調理器と一緒。中のサーキュレーターが温度を一定に保ってくれます。
低温調理器を紹介している映画ってこれが初めてなのではないでしょうか(笑)。驚くと同時に世界の一流シェフの間でも低温調理が当たり前に認知されていることを改めて知って嬉しく思いました。映画の中でもエレーヌがアダムに、「低温調理では真空パック内で食材と調味料を一緒に調理するから旨味や風味が逃げずジューシーに仕上がるのよ」みたいなことを説明していて、まさにその通りという感じ。そして、美味しいだけでなくアンチエイジングにもなる低温調理にますます注目です。
映画の内容も面白いですし、ブラッドリーのイケメンっぷりも注目です(笑)。日本では6月にロードショーされて今は上映されているところはなさそうですが、11月にDVDが出るようです。おすすめします!
私も映画からインスピレーションを受けた白身魚を使った低温調理レシピを作ってみました。今回はヒラメを使っています。一度低温調理したものを最後にソテーしてバジルソースで盛りつけしています。魚は身が厚いものの方が低温調理のジューシー感を感じることができると思います。ぜひ、お試しあれ。
<低温調理のヒラメのソテー、バジルソース>
○材料(2人前)
・ヒラメ 2切れ
・バジル(生)2〜4枚
・チェリートマト 8個
・塩こしょう 少々
・オリーブオイル 適宜
バジルソース
・バジル(生)30g
・オリーブオイル 50〜60ml
・にんにく 1片
・パルメザンチーズ 大1
・塩こしょう 少々
○作り方
下準備:ヒラメを塩こしょうで下味をつける
1、バジルソースを作る。フードプロセッサーに材料をすべて入れて撹拌させ、塩こしょうで味を整える
2、下味をつけたヒラメをオリーブオイル、バジル数枚と一緒にジップロックに入れ、53〜55℃の低温で約30分低温調理をする
3、フライパンにオリーブオイルを熱し、チェリートマトを塩こしょうでソテーする
4、3にジップロックから取り出した食材を投入し、30秒程度片面焼いてチェリートマトと共にお皿に盛りつける
5、最後にバジルソースを上からかけてできあがり。
(1人前:382kcal、タンパク質24.0g、脂質29.2g、炭水化物3.8g、食物繊維1.1g)