- 糖化と運動
- 運動が糖尿病のリスクを軽減することは広く知られています。同様に、運動が抗糖化対策になることもこれまでの報告で明らかになっております。実際に、同じ年齢のアスリートは、運動習慣のない人とCMLなどの老化物質AGEsの量が21 […]
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もうすぐ、次男誕生から3ヶ月になります。ここまで本当にあっという間でした。一人目よりも早く感じるのは歳のせいもあるかもしれませんが(笑)。
あっという間と言えば、今回いくら自分が経産婦とはいえ、病院に着いてから1時間もかからずに産まれてしまい、無痛分娩の予定が普通分娩になってしまうというスピード出産で自分でもびっくりしました。出産は病気ではないですし、今の時代赤ちゃんが何事もなく産まれることが当たり前のように思われがちですが、本来何が起こるか分からないのが出産です。安産で産まれてきてくれた次男には本当に感謝です。
ハワイ出産についてはたくさん質問をいただくのですが、もちろん順調な経過であることが大前提です。私の場合、臨月まで妊娠前と変わらず働いていたしあちこち動き回っていたので20週頃から頸管長が短い、いわゆる「切迫早産」のリスクがありました。
切迫早産について日本とアメリカでは対応が異なり、日本ではとにかく動かないように入院して点滴をしたり、自宅で絶対安静の支持が出たりします。それに対してアメリカは保険料が高いために切迫早産で入院になることはありません。実際に、重労働ではない普通の家事やウォーキングでは頸管長に影響がないと言われています。私は妊娠中でもジムでランニングや筋トレをしていたので、流石にドクターストップが出ましたが・・笑。
それでは、本来妊娠中の適度な「運動」とはどんなことでしょう。ガイドラインのような明確なものはありませんが、一般的に強度が高くないウォーキングなどが推奨されています。産婦人科の同期にも聞いてみたのですが、妊娠中はウォーキング、ストレッチ、軽い筋トレなどをできればして筋力を維持した方がいいとのこと。
妊娠中の運動はヘルシーな妊娠生活を送れるだけでなく、その子供にも影響があるのではないかと考えられています。最近の論文で妊娠中に運動(中程度)をしていたマウスでは、その子孫は肥満になりにくいという報告があり、妊娠中だからと言ってじっとしているのではなく適度に運動した方が本人にとっても赤ちゃんにとってもよい、という認識に変わりつつあるのです。
ただ、普段から少しは身体を動かしていないと、妊娠中に運動しようというモチベーションにはなかなかならないかもしれませんね。おすすめはスクワットです。体幹が鍛えられるし、赤ちゃんが産まれた後の骨盤の緩みの解消にも効果的です。ちなみに私は出産後は赤ちゃんを抱っこしながらスクワットしていて、家族に笑われています。こちらは体重戻すのに本気なのに…!
参考文献:
Experimental Biology. “Exercise during pregnancy protects offspring from obesity: Mouse study suggests exercise by normal-weight pregnant mothers boosts brown fat, metabolic health of children.” ScienceDaily. ScienceDaily, 7 April 2019.