- 糖化と運動
- 運動が糖尿病のリスクを軽減することは広く知られています。同様に、運動が抗糖化対策になることもこれまでの報告で明らかになっております。実際に、同じ年齢のアスリートは、運動習慣のない人とCMLなどの老化物質AGEsの量が21 […]
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早いもので、今年もあと少しで終わりですね。個人的には子育てやら引越やらであっという間の一年でした。産後半年でハーフマラソンに一度出場しましたが、それからは細々とジム通いを続けている今日この頃。来年はまたマラソン大会に出れたらいいなぁと考えています。
健康トレンドとしては、今年は「腸内フローラ」が横綱だったのではないでしょうか。他にもApple Watchなどのウェアラブルデバイスやナッツブームなども挙げられると思います。さて、来年はどのようなものが健康トレンドになるのでしょうか。流行の最先端であるアメリカのトレンドから個人的な予想を今年もご紹介したいと思います。
1、さらにバリエーションが増える低糖質スナック
今年頃からコンビニなどで目にするようになった低糖質なおやつ。チョコレートなど甘いものが好きな人には嬉しいですよね。そんな低糖質ブームは来年も続くでしょう。アメリカでは日本風の枝豆やのりを使ったスナックも最近では見かけます。すでに低糖質なスナック、例えばポップコーンやポテトチップスなどのしょっぱい系からクッキー、チョコレートなどの甘い系まで発売されています。また、今後はデパートなど高級路線のお菓子も増えると予想されます。
2、プロテイン食品
これまで筋トレしている人のためのもの、と思われがちだったプロテインドリンクやプロテインバーですが、先の低糖質ブームの流れでその代替食品として、プロテインが注目を集めると思います。プロテインパウダーにおいては日本ではまだまだ種類が少ないのが現状。アメリカでは植物由来のプロテインバーなども人気です。この流れが日本にも来るか?普段ジム通いでプロテインを愛用している自分としては特に気になります。
3、リサイクル野菜で無駄なし
NYなどのレストランなどでは、すでに野菜を有効利用し、できるだけ廃棄物を少なくしようというムーブメントが起こっています。実際に、にんじんの皮やピーマンのわたなどは栄養価が高く、捨ててしまうのはもったいないってご存知でしたか?野菜の栄養価をできるだけ無駄なく摂るのに、野菜の「くず」を使ってだしをとる「ベジタブルブロス」もおすすめです。
4、アボカドオイル
2-3年前にブームとなった「ココナッツオイル」。その次にブームとなると言われているのが「アボカドオイル」です。アボカドオイルのいいところは、もちろん健康によいとされるオメガ9(オリーブオイルと同じ)を豊富に含む良質な油であること。コレステロール値や血圧を下げる効果があることが分かっています。血管病変の原因となるプラークに関してはココナッツオイルよりも効果ありとの報告も。我が家でもオリーブオイルと同様に愛用しています。
5、植物性タンパク質でヘルシーに
先ほどのプロテインでも少し触れましたが、いわゆる「スーパーフード」のひとつでもある「キヌア」を代表とする穀物や、枝豆や納豆といった豆がアメリカでは今まで以上に注目されています。それは植物由来のタンパク質が豊富であること。動物性の油は取りすぎると生活習慣病などに悪影響であることが明らかになるに従い、植物性タンパク質を多く摂ろうという傾向があります。以前から豆腐は「tofu」として人気でしたが、ここ最近は「natto(納豆)」もじわじわ人気。納豆は日本でも消費量が増加していることが最近ニュースになりましたね。腸内環境にもいい納豆は積極的に摂りたいヘルシーフードの代表格です。
いかがだったでしょうか。すでに実践しているものやご存知のものもあったかもしれません。この年の瀬に、ぜひご自分の生活を見直して、来年はより健康な一年にしてきましょう。引き続き、このブログから情報を発信していきたいと思いますのでどうぞよろしくお願い致します。
参考文献:
Kritchevsky D, et al. Cholesterol vehicle in experimental atherosclerosis 24: avocado oil. J Am Coll Nutr. 2003 Feb;22(1):52-5.